やり抜く人の9つの習慣を読んで

期待していた『やり抜く人の9つの習慣』

ちょうど一年くらい前だと思うが
アンジェラ・ダックワース氏の『やり抜く力』が結構なベストセラーとなって
日経新聞でも高い評価だったので期待して読んだのだが
訳も原因なのかもしれないが、だらだらと要点がまとまっていない
具体例が長く続き、結局やり抜く人になれるポイントがよくわからず
ページ数を増やすために冗長な書き方をしたビジネス書が多い中
これも同様で読み終えるまでにかかった時間とお金が勿体無かったと思ってしまった。
自分の読み方が悪かったかな?と反省するものの、モチベーションは上がるどころか
下がってしまって、どうにもやる気が出ない日々が続いた。
そのためモチベーションを高める別の良い本はないか?と
探していた際に、この本に出会った。

あまり読書を積極的にしたいという気分ではなかったが
ページ数もそれほど多くなく、週末があれば十分読める内容だったのも
購入したポイントだった。

著者はやり抜くためには、9つのポイントがあり
それは特別な才能を必要とするものではなく
普通の人でも、気にかけていれば十分その9つのポイントを
習慣化できるという。

確かに成功する人の多くには
共通の考え方や行動のパターンがあると言われており
それは確かに当たっていると思う。

成功に特別なアイデアは必要としない

9つの習慣にはこれといった目新しさはなく
アイデアも斬新なものではない。
基本に忠実で、そんなことは知っているという内容がほとんど。
ただ、それが分かっているのと知っているのでは違うし
実際の日々の生活でその通り愚直に実践できるかといえば
それもまた、今の自分にはハードルが高い。

大切なことはこの本で知り得たことを
日々の実生活で実践すること、それができれば目標を達成することは
それほど遠いことではないのだと思う。

長期的に取り組む必要があるものに有効な習慣は

語学の習得には当然、時間が必要。
何と言っても、日々続けていないと力が落ちていくのは辛いところ。
そんな、語学の習得にとって
有効な習慣はif thenプランニングだと思う。

例えば
・電車に乗ったら単語を暗記する
・昼休みになったら、リスニングを勉強する
・NHKニュースを英語で視聴する
このような、XXXしたらXXXする。
条件反射のように徹底して、それを続ける。
これは有効だと思うが、言うは易しだが行うは難し
といったところか。

特に社会人の場合、繁忙期と閑散期があり
どうしても繁忙期もしくはストレスがかかる時期になると
英語の勉強どころではないのが事実。
遠方で出張とかがあると、順調に進んでいた勉強も
一旦小休止に入ってしまう。これもまた痛い。

自分もオンライン英会話
一時期は順調だったのだが、出張が続いた時期があり
それで1週間くらい遠ざかると
だんだん、毎日ほぼ続けていたことが不思議とかなり辛くなり
そのうち完全い習慣化から遠ざかってしまい
結局、忙しいからという理由で辞めてしまったという過去がある。

社会人にはパターンが必要

学生と違い、仕事がメインだし
勉強はサブで、時間もない訳だから
毎日、確実に30分勉強時間を確保するというのは
現実的に無理。
であれば、時間が確保できる日と
できない日(例えば出張の日とか、明日は大事なプレゼンの日とか、XXの締め切り間近とか)で
やるべきタスク(TODO)を分けるのも一つの手だと思う。

基本毎日XXXするという目標は社会人であればナンセンスだと思う。
そんな目標はできっこないから、現実的にできる目標を定める。
忙しい時期と余裕があう時期では、別のif thenプランニング
を設定するのが大事ではないかと思う。

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